ひとりごと――もし推しが結婚したら

　2022年1月12日。黒羽麻璃央くんが結婚を発表した。それはもう驚いた。心の底からおめでとうございます！！の気持ち。前日の11日には鈴木拡樹さんも結婚を発表しており、Twitterでは「W三日月」や「結婚ラッシュ」がトレンド入りしていた。少し前には北村諒さんからも発表があった。なんてめでたいことでしょう。末永くお幸せに。そんな気持ちで一杯です。

　さて、この発表があって、わたしのTwitterのTLは流れが非常にはやくなった。彼を押しているフォロワーさんも何人かいるし、そうでなくても刀ミュなどで応援しているフォロワーさんが多い。もちろんわたしもその一人。そんな彼は、推しの先輩だ。だからだろうか、急に「推しの結婚」が身近に感じられた。これまでは“推している”というよりは“応援している”“よく舞台で見る”人たちの結婚だったけど、実際に推している人が結婚したら、一体どうなるんだろう。考えてみた。

　まず、わたしがオタクをする中で常に思っているのは「推しよ、幸せであれ」である。
　わたしたちオタクが知っているのは、推しが表で見せてくれるごく一部だけ。裏でどんなことを考え感じているのかは、当たり前だけど知れるわけがない。でも、少なくとも表で見せてくれている一面に、わたしはたくさんの幸せをもらっている。だから推しにも幸せになってほしい。深い理由なんてない、わたしは推しからたくさんの幸せを享受しているのだから、それをもたらしてくれる推しも幸せであるべきなのだ。その幸せの内容はなんでもいい。犯罪だったり非人道的だったりでなければ。芝居でも歌でも、食でも趣味でも。そして結婚でも。

　推しだって一人の人間で、推しには推しの人生がある。推しが自分の人生や生活について考えたときにそこに結婚が含まれるならば、わたしはそれを全力で応援するし祝いたい。これまで散々心を傾けて応援してきた大切な人。そんな推しがきっとたくさん考えて決めること。大切な人の、人生の門出なんだ。わたしはそれを笑顔で祝福できる人間でありたい。「おめでとう！　末永くお幸せに！！」って、素直にお祝いできるようでありたい。
　もちろんこれはわたし個人の考えであって、誰かに強要するつもりは全くない。わたしはこうありたいっていう、ただの目標だ。

　じゃあ、実際に事が起きたらわたしはどんな状態になるんだろう。わたしはいわゆる「リアコ」や「ガチ恋」ではないので、そういう方たちとはまぁ感じ方は異なるんだろうな。（鶴丸国永の夢女子はやってるけど、それは自本丸の鶴丸であって、メディアミックス本丸の鶴丸ではないので別問題）

＊壮馬さんの場合。
　……結婚する想像ができない！笑　なんだろう、壮馬さんと恋愛を上手く結びつけられない。何年か前に配信番組かなんかで「童○じゃないし！」的なこと言ってた気がするから彼女がいたことはあるんだろうけど。でもやっぱり想像できない。ということは発表があったらめちゃくちゃ驚くんだろうな。「あの壮馬さんが……！？」みたいな。驚きつつ、「壮馬さんも男の人だった……！」って安心する気がする。（失礼では？？？）
　コンテンツは今まで通り楽しめるかな。アーティスト活動は元気に楽しんでそうな気がする。なんなら新しい表現や世界が広がってますます素敵なことになってそう。お芝居はどうだろう。もしかしたら乙女ゲームとかシチュエーションボイスとかは触れられなくなっちゃうかもなあ。なんかいたたまれなくなりそう。BLコンテンツはそもそも触れたことがないから置いておく。でも、普通にアニメとか朗読とかは楽しんでいたいな。

＊くるむくんの場合。
　くるむくんはいつか結婚するんだろうなって勝手に思っている。麻璃央くんが結婚したことでその可能性も上がったんじゃなかろうか。とか考えていたら、わたしは急にこんなことを思った。
「くるむくんのノロケ話を聞きたい」
……は？？？だよね。なんで？？？だよね。なんでだろうね。でもあのにっこにこ笑顔で幸せオーラ振りまいて惚気られたらこっちまでハッピーになりそう。ニヤニヤしながら聞きたい。
　応援は今まで通りというわけにはいかなそうだなあ。もちろん舞台とか出演作はどれも観ると思うんだけど、主に騒ぎ方が。背中とか脇とか腹筋にキャーキャー言うのはできなくなる気がする。むしろ今まで以上に「隠しな！？」の気持ちが強くなりそう。

　いざそのときが来たら、「おめでとう！！」の気持ちで一杯になるだろうしそうありたいけど、やっぱりダメージは負う気もする。といっても、「なんで結婚するの！？裏切られた！！」みたいなものではなくて、なんというか、「さみしい」に近いと思う。本人にそのつもりがなかったとしても、結婚をすることできっとどこかで多少なりとも変化するところはあるはずで。それを感じ取ったときに、「あぁ、今までと違うんだな」って気持ちになりそうだ。そしてそれを実感したら、やっぱりちょっとは凹むのかもしれない。これはそのときにならないとほんとに分からない。

　これはわたしの願望だけど、推しの結婚は推しの言葉で知りたい。週刊誌にすっぱ抜かれて知るのは一番嫌だ。（あの報道はほんとに誰得なの？？誰も得しなくない？？いらなくない？？？）できれば匂わせも嫌だなあ。匂わせるくらいだったら堂々と彼女います宣言してほしい。別に悪いことはしてないんだし。いろんな兼ね合いで宣言が難しいなら匂わせないでほしい。無駄にショックが大きくなるから。そんなことするような人じゃないと思ってはいるけどね！！
　欲を言うならば、FCで知らせてほしいな。推し自身の言葉で、ファンに一番に報告してくれたら、わたしは嬉しい。

　さて、ここまでぐだぐだいろいろ書いてきたわけですが！！　いろいろ考えてもそのときが起こらないとどうなるかわかんないからね、考えても仕方ない感は否めないよね！！　でもあらかじめ想定しておいた方が未来の自分に優しそうだからいろいろ考えてみたよ！！　衝撃でぶっ倒れたときに受身を取る練習です！！（？）

　未来がどうなるかは分からないし、推しが今どんな状況にあってどんな考えを持っているのかも分からないけど、そのときが来たら笑顔で祝福するのがわたしの目標であって、やりたいこと。そんな人間であれますように。

　推しに幸あれ！！！